街づくりを暮らしている人の目線で。現場を知ることの大切さの話

今回は、ファーストキャリアで都市計画のお仕事をしていた
田野中 弘樹さんに、転職までの心情の変化や、
決意を瞬間について、お話を聞いて見ました。

ファーストキャリアについて

田野中さんにファーストキャリアを選んだ理由について伺ってみました。

就職活動はどのように行なっていたのですか

就職活動でどんな仕事がしたいかとかが、決められていなくて。就職活動において、どのような道に進もうか迷っていました。
そんな時、研究室の先輩が勤める会社が募集を行うと教えていただきました。その会社は交通まちづくりの面から都市計画に携わるところでした。進路も決まってなかったので、受けてから考えようと思って面接に行きました。
そしたら運よく受かって、そこに就職することを決めました。

都市計画のお仕事には興味は元からなかったのですか?

いいえ。大学のゼミで都市計画についての研究をしていたので、興味はなかったわけではありません。そこで暮らしている人を豊かにするような仕事をしたいなとは、漠然と考えてはいました。それが本当に自分のやりたかったことなのかが、わからなかったのです。

心情の変化について

では、実際にそこで働いていた時の心情について教えてください

実際にそこで働いていたのは、約1年半です。
最初の半年間は、仕事に慣れることや覚えることに必死で無我夢中でした。
半年経った時に、今やっていることに違和感を感じるようになったのです。

その違和感はどのようなものだったのですか

ギャップですね。都市計画のお仕事は興味がなかったわけではなかったのですが、
僕の考えていた仕事内容とは異なっていました。
どちらかというと、オフィスで計画を練ったり、
事務の作業をしていたりで、現場に出向くことが少なかったです。
その土地の生活は、ネットでの情報や数字としてのデータのみで、
実感の湧かないまま仕事に携わっている感覚がありました。
そこに違和感を覚えました。

転職を決意した時について

では、転職を決めたきっかけを教えてください。

大きく分けて二つあります。

やりたいことが違った。

都市計画って目に見えない範囲で行なっていることが多いです。
現場で働くよりもどちらかというとバックグラウンドで。

いつしか、街の人の目線に立ち、考えていきたいと思うようになりました。
実際にそこに住んでいる人が見えない。

なので現場に立って、そこに住んでいる人と身近に接したいと感じました。

本当に熱意を持てる仕事がしたい

ゼミの時からお世話になっていた先輩はとても仕事のできる方です。
僕よりも数個しか歳が違わないのに、みんなの信頼とかも得て、仕事もバリバリやっていて。
残業や休日出勤とかもあったのですが、打ち込む姿勢が僕とか違いました。

僕はどうしても、その仕事に違和感を覚えてしまっていて、100%の熱意で打ち込むことができなかったんです。
そこで、本当に熱意を持ってできるものを仕事にしたいと考えるようになりました。

この2つが理由で転職を決意しました。

現場で働くことの魅力

現場を知らない状態で、都市計画のような大きい範囲を仕事にすることは難しかったです。

まずはその土地の状況を自分の目で見て、
生活レベルから経験することで見えてくる問題や改善点を大切にしたいです。

今はゲストハウスという一つの場からまちづくりに関わっていると考えていて、
宿泊業といえど、まちにどんな店が建つのか、交通の便はどうかなど、考える範囲は広いです。

それらの課題を直接変えることは難しいですが、
その土地にあるもので盛り上げることは出来るのではと思っています。

例えば、飲食店や観光施設との提携や、イベントの企画、地元の人を巻き込んだ場づくりなど、
その土地が盛り上がることによって観光客も地元の方も距離が近くなる。
こういったことで解決できる課題もあると思います。

そのために、まずしっかりその土地に馴染んだ場づくりをしていきたいです。